世田谷・狛江市の「徳永整形外科」藤巻 潤 さんとの対談。

徳永整形外科 世田谷・狛江の整形外科
院長対談
徳永整形外科 > 院長対談 > 国際グラフ「ドクター訪問」

地図
印刷用ページ


スタイルシートが無効なため文字サイズ変更は使用できません↑
国際グラフ 国際グラフ「ドクター訪問」(1999年対談)

院  長
医学博士
徳永 祐二   対 談   ゲ ス ト 藤巻 潤

最新機器と高度な医療技術、治療は患者さんと進め効果的に

藤巻 徳永整形外科さんは平成9年7月のご開院とのこと。早速ですが、そもそも院長が医学の道を志されたきっかけといいますと、何であったのでしょうか。
徳永 私の家族や親戚に医師はおりませんでしたが、幼い頃「命を助け、病気を治すお医者さんという仕事は、人のためになる有意義な仕事だよ」と両親から聞かされ、それがとても印象に残っていたのです。それで、進路選択の際にも迷うことなく医学部を目指し、慶応大学医学部で学び現在に至っています。
藤巻 ご両親は医師の原点の姿を教えて下さったわけですね。医学博士でもいらっしゃる院長ですが、開業されるまでは。
徳永 小田急線の向ヶ丘遊園にある、稲田登戸病院に3年ほど勤務していました。当院をこの喜多見に開業したのは、自宅が近くであることや登戸病院からも近く、またここからそう遠くない至誠会第二病院に非常勤で勤務していたことの他に、喜多見に整形外科がないこともありました。ここで患者さんの要望に合わせ、地域医療に貢献できればと考えたからなのです。
藤巻 開業されて1年半ですが、これまではいかがでしたか(注:対談日平成11年1月30日)
徳永 初日から、予想より忙しい日々を送らせて頂いているのが実情ですね。時には昼休みもなく夜も遅くまで診療に従事していますが、37歳という年齢だからできるのかなと。それに診察は好きで、患者さんとお話をしたり治療していくことが趣味のようなものですから(笑)。いくら診療が忙しくても、患者さんが良くなってくだされば、疲れは感じません。
藤巻 予想以上に多くの方が来院される要因を、どのように考えられますか。
徳永 先程も少し触れましたように、喜多見には整形外科がなかったため当院に期待して下さったこと、また、私が以前に近くの病院で勤務していたことが、患者さんの親しみや安心感に繋がったのだと思います。
藤巻 小田急線喜多見駅前の立地も、患者さんにとっては便利ですよね。
徳永 歩いて来られる地元の患者さんが中心ですが、勤務していた登戸病院のある川崎や横浜方面からも結構いらっしゃいます。今では小田急線沿線全域や23区内、遠方では筑波や山梨、大阪から通われる方もおられまので、交通の便が良いのは喜ばれていると思います。
藤巻 ご評判を耳にして遠方からでも来られるのは、こちらを頼りとしてのことなのでしょうね。
徳永 おっしゃる通りで、遠くから来られる方ほど、これまで様々な医療機関に掛かって満足できる結果が得られず、ここの評判を聞いて来院される方が多いようですね。そうした方ほど、こちらも治さなければとの気持ちがより強くなりますが、治療としては簡単なものでないのは確かです。

  骨密度を腰椎で測る機器も導入
筋力測定装置の説明を受ける藤巻氏 骨の強度を検査する骨密度測定装置
藤巻 徳永整形外科さんの特徴でもあると思いますが、ご評判となっているものは。
徳永 脊椎の骨密度を測る機器を導入したことでしょうか。骨粗しょう症の正確な診断は単純レントゲン写真では不可能で、骨密度を測定する装置は、ほとんどの病院では手や腕で測定するものしかありません。学会では骨密度の測定は脊椎(腰椎)で行うことが望ましいとされています。しかし、その測定機器は場所も取りかなり高額で、世田谷でも当院レベルのものは2台程度しかありません。私は慶応大学病院時代から骨粗しょう症に取り組んでおり、当院でも正確に腰椎で測定を行いデータを出したいと、採算を度外視してその機材を導入しました。それを聞きつけて来院される骨粗しょう症の患者さんが多いのも事実です。
藤巻 採算は取れないが骨粗しょう症の方の診察には不可欠との判断で導入を。
徳永 はい。治療は薬や注射になりますが、この機器の使用によって骨密度の上昇度が正確に分かり、患者さんに対して治療の効果を説明できます。
藤巻 骨粗しょう症は女性に多いと聞きますが。
徳永 女性は50歳ぐらいから急激に女性ホルモンが少なくなり、それに伴い骨密度が減少し、骨粗しょう症になる方が非常に多いですね。また、今の年配の方は食糧事情が悪い戦争時代の影響を受けておられますので、若い時の貯蓄がないため、骨粗しょう症が多いということもあります。
藤巻 筋肉は鍛えることができますが、骨も鍛えることができるのですか。
徳永 ある程度は可能ですが、スポーツをしている人や体を良く使う人は骨も丈夫になりやすいのは事実。例えば、足の骨折などで体重をかけなくなるとその足の骨は弱くなります。ですから骨粗しょう症の方も散歩などの運動をしなければいけませんが、初診の患者さんにはレントゲンや模型をお見せしてご説明するなど、まずは自分の状態を理解して頂くことに努めています。何の病気でもそうですが、患者さん自身に協力してもらいながら一緒に治療していくことが大切だと思っております。

  スポーツ障害の治療にも力を
藤巻 骨粗しょう症以外の患者さんで、他と違うことがおありでしたら。
徳永 整形外科といいますと、一般に患者さんはお年寄りに偏りがちなのですが、当院はけがの方なども赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層であるのも特長。とく他の整形外科の割合に比べて多いのが小・中・高校生のスポーツ障害で、授業が終わる夕方になりますと、待合室は学生さんでいっぱいになるほどです。
藤巻 以前からスポーツ障害にも興味を。
徳永 ええ、スポーツ障害には非常に興味を持っており、以前から日本のトップレベルの選手を診ていました。ここへも小・中・高校生だけでなくハイレベルなスポーツ選手も足を運んでくれていますが、スポーツ障害の治療には自信をもっております。
藤巻 スポーツ障害の治療で特にポイントにされているのは。
徳永 これは全般的にいえることですが、大切なのはその病態を本人に納得させること。本人の協力がなければ治していけませんからね。例えば、しても良いことや治療期間中の練習量、試合に出場する場合の注意点などを本人に把握させた上で治療を進めていかなければ、改善はなかなか難しいですね。もちろん、学校の先生やトレーナー、親御さんの協力も必要ですが、まずは本人の理解と協力が不可欠。病態を本人に分かりやすく説明して治療を進めていく方針を取っていますので、治療効果もかなり高くなります。また、膝が悪いと大腿部の筋肉が弱くなるのですが、それらの筋肉の状態をコンピュータで測定できる機械も導入しました。これは筋力の強さを測るだけでなく、筋力を強くすることができる装置です。これも他では置いていないものです。
藤巻 今までのお話以外で心掛けておられるモットーもお聞かせください。
徳永 よく言うのですが、「病気を治すというより、患者さん自身を治さなければいけない。全体的に診て治療を進めることが大切」と常に思っています。例えば膝や腰が痛いという患者さんにしても膝や腰だけなら誰でも診ますが、その痛みが精神的なものからくることもありますし、内臓からのものとも考えられます。全体から診て治療を進めることが最も大切なことで、患者さんも「ここに来て元気になった」「若返った」とおっしゃる方が多いですね。それに関連しますが、なるべく患者さんの痛みを解消することも目標。お年寄りの患者さんは腰や膝の痛みがあるだけで歩けなくなりますし、もっと悪くなると寝たきりになられます。お年寄りは筋力の回復が難しく寝たきりになると筋力が弱くなり、肺炎などを併発することも。早めに痛みを軽減して、寝たきりの状態が極力少なくなるよう対応していくことが、結果的に患者さんにとっても幸せなことだと思います。
藤巻 院長に担当して頂けるお年寄りの皆さんは心強いですね。
徳永 私は37歳ですので、これから先少なくとも30年以上は診療するつもりでおります。ですから患者さん方にも気長にお付き会いしますとお話しています。
藤巻 スタッフの皆さんにはどんなお話を。
徳永 皆で治すという治療方針を持っていますので、「患者さんは苦痛や不安を抱えて病院を訪れる。その苦痛や不安を和らげるのも皆の力次第なので言葉遣いや笑顔、対応の仕方等々に配慮しよう」と。お陰様で患者さんから「スタッフの皆さんが素晴らしい」というお言葉をよく頂きます。
藤巻 最後にこれからの抱負をひと言。
徳永 2000年4月からは介護保険もスタートしますが、高齢者が増える今後、寝たきりのお年寄りなど介護が必要な方の医療が非常に大切な問題になってきます。今はまだ忙しいので外に目を向ける余裕がありませんが、これからは自分の時間を割いてでも、そうした介護にも目を向けていかなくてはと。そうでなければ”痛みを軽減して差し上げる”という自分の目標は達せられないかなと感じております。
藤巻 今の時代に若い院長の存在は頼もしい限、更なるご活躍を期待しています。

徳永整形外科は、整形外科の少ない地元喜多見のニーズもさることながら、徳永院長の勤務医時代の実績や世田谷でも数台しかない骨密度を腰椎(脊椎)で計測する機器の導入などで、患者さんの指示を広げている。また、スポーツ障害の治療に自信を持つ同医院は若い患者さんが多いのも特徴。「患者さんと協力し、全体を診て治療を進める」をモットーに「高齢の方の痛みを解消することで、充実した余生のサポートを」と語る若き院長は地域住民にとって心強い存在だ。



    
HOME - 診療案内 - 院長挨拶 - 骨粗しょう症 - スポーツ整形 - 院長対談 -

徳永整形外科
〒157-0067 東京都世田谷区喜多見8-18-10 小泉ビル2階 小田急線喜多見駅すぐ
TEL.03-5494-7311